こんにちわ。コッジです。

実習の授業があるけど、苦手で辛い。
工作機械の使い方も覚えられないし、失敗ばかり…
周りの人はなんだか上手くできてるし自分は才能がないのか…
こんなんじゃ就職できてもやっていけるか心配。
こんな悩みがある方に向けて、高校、大学時代に実習が超絶苦手だった僕が、気にしなくて良い理由と体験談を紹介します。
この記事でわかること
- 出張を楽しむ方法
- 国内への1週間程度の出張へ行くときの持ち物リスト
工業高校、工業大学、メーカ務め7年になる僕の実体験を綴っていきます。
工業高校なんて行かなきゃよかった…なんて思ったこともありましたが、今では良い思い出です。
この記事を読み終わるころには「悩む必要なんてないんだ」と思うことができます。
しばしお付き合いくださいませm(_ _)m
実習が苦手でも気にしなくて良い理由

理由は以下4つです。
- 学校の実習の授業は体験することが目的
- 授業の時間では圧倒的に不足
- 実習の授業で使う機械を、就職先ではほとんど使う機会がない
- 就職先で機器を使う場合、量をこなせば嫌でも使えるようになる
理由を1つずつ解説します。
学校の実習の授業は体験することが目的
学校はあくまで学ぶ場であって、失敗しても良いところです。
周りが1発でうまくできていたとしても、後ろめたさなんて感じなくて大丈夫です。
工作機械なんて、就職してからもなかなか触れる機会はありません。
貴重な経験ができると割り切ること、机上での授業だけではイメージしずらい内容もあるので、実際に機械を使うことで、理解が深められると考えましょう。
授業の時間では圧倒的に不足
学校の授業の時間だけでは、圧倒的に不足しています。
1週間に数時間経験したくらいでは、うまくはなりません。
工作機械の技能資格取得がしたいのであれば、練習あるのみです。
授業でうまくできなくても、練習すれば資格は取れるので気にしなくて大丈夫です。
最初は下手糞で当たり前です。
実習の授業で使う機械を、就職先ではほとんど使う機会がない
就職先と配属先にもよりますが、1つ1つの部品を手作業で加工することは少ないです。
ライン工などの場合は、自動設備にワーク(部品)をセットしてボタンを押して自動で加工を行ったり、マニュアルに沿って製品を組立てるという作業が多いです。
工場での仕事内容が気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
部品を手作業で加工する仕事
部品を手作業で加工する仕事も紹介しておきます。
生産設備の保全や立ち上げを行う部署です。
細かな調整や設備の不具合を修正するために加工を行ったりすることがあります。
配属されたとしても、学校の授業とは違いマニュアルが整備されていたりベテランの方に使い方を教えてもらえばコツも教えてくれるので、気にしなくても大丈夫です。

学校の先生よりも、ベテランの方に教えてもらった時の方がわかりやすかったです
就職先で機器を使う場合、量をこなせば嫌でも使えるようになる
就職すると、1日8時間の仕事を毎日こなします。
最初は使い方がよくわからなかったり、苦手だと思うことがあると思いますが、時間が解決してくれます。
機械は使った時間分、使えるようになります。
機械を使えるようになる、ならないは才能の有無や向き不向きではないので大丈夫です。
実習が苦手だった高校時代

ここからは僕の実習が超絶苦手だった僕の高校時代のお話をさせてもらいます。
と言っても思い出しながら書くので、ここでは印象的だった以下3つを綴っていきます。
- 旋盤実習
- エンジン組立
- 技能検定試験 普通旋盤3級合格
旋盤実習
就職に有利だし、家から近いという理由から工業高校へ入学し、訪れた最初の実習の授業。
待ち受けていたのは旋盤でした。
先生が使い方を丁寧に説明してくれているが、全く理解ができません。
分かったのは、加工したい部品をチャックして固定することと、作動・停止の方法くらい。
説明が終わり、各々分かれて作業に入りましたが、部品をチャックした後、何をどう動かせば良いかわからない…
周りのクラスメイトは、使い方を理解できている様子だし、手が動いていないのは自分だけ…

惨めな気持ちでいっぱいでした。
なぜか立ちすくんでいたことを覚えています(笑)
その後、先生に助けを求め初回の授業は終了。
2回目からは図面を渡され、書かれている寸法に部品を加工していくといった内容でした。
自分にとっては困難な作業で、形は図面通りだけど、寸法は外れまくっていて、先生にもたくさん怒られました。
「部品を削るための刃も3か所とも欠けて、新品をもらったけどまた3か所欠けてしまった...」
結局この旋盤の実習で刃を3枚もらったのは僕のみでした。
(部品を加工するための刃は1枚:3か所使うことができます。そしてお値段もそこそこします。)

先生に教えてもらった通りできなくて実習の授業が本当に嫌でした(笑)
しかも入学から1~2ヵ月でこんなことになるとは…って感じでした。
旋盤パートが終わり、次の実習パートに移るときはめっちゃ嬉しかったです。
この時はもう2度とやりたくないと強く思いました。
エンジン組立
高校1年生の最後の実習だったと思います。
入学して最初に味わった旋盤以降、何とかこなしていましたが再び嫌な思い出を刻むことになります。
授業内容は、芝刈り機?用の小型エンジンを分解して組み立てるといった内容でした。
2人1組となり手分けして作業を行いました。
1回目の授業ではペアの人もいたおかげで順調に分解作業を行うことができ、「これなら余裕じゃね?」なんて思っていた矢先、2回目の授業だったと思います。
ペアの人が休み…大丈夫。この前は何とかやれたじゃないか。俺でもなんとかやれる。という思いで授業に臨みましたが、結果は失敗。
何を失敗したかというと、押し込んではいけない部品があったのですが、それを押し込んでしまい取れなくなってしまいました。
何をやっても取れなくて、先生に伝えたら勿論怒られました。
3回目の授業からはペアが復活したことと、失敗することが怖くて、自分はなるべく手を出さずにペアの手伝いに徹していました。

当時の僕は、怒られる恐怖と、周りからの目に耐えられなかったんです。
技能検定試験 普通旋盤3級合格
工業高校時代、ジュニアマイスターでゴールドを目指していた僕は点数が稼げる技能検定の取得をしたいと思うようになりました。
実技において、フライス盤と旋盤どちらを受けようかと悩みましたが、フライス盤は旋盤よりも難しいと受験した友達や先生から聞いたことから、苦手な旋盤を受けることを決意しました。
旋盤の試験を受けるため、練習時間があり、人数が少なく、先生も付きっきりで指導してくれる環境でした。
先生が不在の時は、普通旋盤2級を受講する友達が教えてくれる環境だったことが、とてもありがたかったです。
練習が始まると、最初は授業に時のように失敗の連続でした。
受かりそうにないなぁと思っていましたが、数を重ねるごとに苦手だった旋盤の使い方にも慣れて、合格基準を満たすことができるようになりました。

失敗をしまくってたので、対処法も怒られながら学んでいたことが
成功につながったと思います。
ちなみに練習した回数は、受講した生徒の中で一番僕が多かったです(笑)
(他の生徒はよりも2回多く練習したはずです。)
試験当時も、緊張はしましたが、ミスすることなく、淡々と練習してきたとおりに作業を行った結果、
無事合格することができて自信を持つことができました。
社会人になり苦手意識が無くなった

旋盤の検定に合格後、大学へ進学・卒業し就職しました。
就職先では、旋盤、フライス、溶接、塗装、塗装…他多数といったように、実習の授業で経験したことをフル活用するような仕事でした。
中でも溶接はとても難しく、学校の実習でも経験していましたが、コツを掴むまでひたすら廃材などを使い練習しました。(上司に怒られまくったのは言うまでもありません(笑))
うまくできるようになるまで、高校時代の旋盤よりも、はるかに時間がかかりましたが、ひたすら練習したおかげで一番好きな作業にすることができました。
就職してから辞めるまで2年半でしたが、辞めるころには、自分の思った通りに加工することができるようになりました。
学校の授業とは違い、機械を使う回数も時間も桁違いなので、苦手意識も自然に無くなっていました。
社会人になり、学生時代と変わったことは、ミスをして落ち込み、もう辞めたいと思うのではなく、何故失敗したのか考え改善しようという志向になったことです。
学生の時にはもっと考える癖がついていたら良かったと思います。
最後に:工業実習が苦手なんて気にしなくて良い
実習が苦手でも気にしなくて良い理由と僕の経験をお伝えしました。
改めて書きますが、学校の授業では経験することが目的になります。
- 学校の実習の授験することが目的
- 授業の時間では圧倒的に不足
- 実習の授業で使う機械を、就職先ではほとんど使う機会がない
- 就職先で機器を使う場合、量をこなせば嫌でも使えるようになる
うまくできなくても落ち込む必要はありません。
実習が苦手で、工業高校を選んだことを後悔するレベルだった僕が、何とかなっているからです。
もし実習でやった作業が嫌で嫌でたまらないというのであれば、大学の専攻分野を変え、違う分野の道を模索したり、就職先を選ぶ際に違う分野の仕事にチャレンジしていけば良いです。
長々と書いてきましたが、悩んでいる人がこの記事で、悩まなくても良いんだと思ってくれれば幸いです。
それでは!
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