文系の就職・転職先としてメーカをオススメする理由

仕事
文系の人
文系の人

口コミサイトを見てもブラックかどうか判断ができない…

せめて、ブラック企業へ入社する確率を下げたい…

文系の人
文系の人

激務な仕事は避けたいなぁ~

毎日定時帰りはできなくても、1~2時間くらいで帰りたい

こんな人のための記事です。

文系の就職先って聞くと、商社、銀行、不動産などが思い浮かびます。

しかし、ハードワークになりそうな予感がして、就職先選びに迷われている人へ、僕はメーカ(製造業)への就職先をオススメします。

僕についてですが、こんな感じです↓

  • メーカ勤め8年目(2社経験しています)
  • 職種は生産技術
  • 社内の多くの部署の人と仕事を経験している
  • メーカの各部署の役割と仕事内容を把握している
コッジ
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進路を文系にして、メーカへ就職すればよかったと思うことが多いです

そんな僕が「①ブラック企業への入社率を減らす」「②激務な仕事は避ける」の観点で、文系の人へ向けてメーカをオススメする理由を解説していきます。

この記事でわかること

  • 文系出身者の就職先へメーカをオススメする理由
  • 激務になりそうな職種
  • ホワイトな環境の職種

就職先を選ぶうえで、メーカを候補に入れることは良い選択肢の一つだと思います。

しばしお付き合いくださいm(_ _)m

メーカでは文系職種がオススメな理由

メーカで働いて、多くの人と関わり生の声を聴いてきました。

その情報も元にオススメな理由を解説していきます。

労働組合

メーカを就職先として検討する場合、労働組合が存在するかは大きなポイントになります。

労働組合は労働員の権利を守ってくれる組織です。

具体的には、労働員の不満、苦情、賃金アップの交渉を会社としてくれるなどです。

もしも入社後、人事に相談しずらい悩みなどができた場合、労働組合に相談すれば会社側と話し合ってくれます。

賃金アップなどはわかりやすいと思います。

良くテレビのニュースやネットの記事で「トヨタ 春闘 満額回答」といった見出しを目にしたことはありませんか?

これは、企業で働く組合員の基本給アップとボーナスの額に直結してきます。

労働組合がない場合は、個人で会社と交渉を行うことをしない限りは、改善されることは無い為、労働組合があることで、自分の給料アップにつながります。

激務な部署は理系職種に偏っている

メーカは製品を作って販売するビジネスです。

製品がダメな場合、会社のビジネスが成り立ちません。

なので、製品を考える、作るといった部署は理系職種が担当するため、激務になります。

文系職種は何をするのか?というと、製品の企画や営業、財務管理や働く人の環境を整えるといった仕事がメインとなります。

文系の人
文系の人

営業ってノルマが合って、激務な職種じゃん!

こう思われる人も多いと思いますが、メーカでは営業が激務になりづらいパターンがあります。

会社の取引先がBtoB(企業間で取引)の場合です。

僕は生産技術という仕事柄、社内の営業部だけではなく、仕入先の営業マンと話す機会も多いので、その人達から聞いた情報を記述していきます。

企業によっては新商品が出た場合などは、顧客に対し商品紹介を目的に営業活動を行うことはあると思いますが、何個売らなければといったノルマは少ないと聞きます。

ノルマが少ない理由として、過去の実績から、1度売れた商品はリピートで売れていくケースや、新商品が出たとしても旧製品の代替品として、注文が入るためです。

よって、皆さんが想像しているような、遅くまで、訪問して商品をアピールして、契約を取り付けるといった激務の可能性が低いでしょう。

理系職種に比べ部署異動がしやすい

文系職種は理系職種に比べ、部署の移動がしやすい傾向にあります。

文系職種の人の方が、性格や考え方がアクティブな人が多い為です

入社する企業の社風や、所属している上長たちによるところもありますが、理系出身の人に比べ、コミュニケーション能力が文系出身者の方が高いと感じます。

また、文系職種の方が、オールマイティーな人材を目指しやすいという利点もあります。

例を挙げると、営業→調達→経営企画のように、製品を売る→製品原価の管理→製品原価の立案といったようにお金に関する仕事を上流に上りながらスキルを身に着けていくことができます。

自分の市場価値を高めるといった観点からも、文系職種は有利になると思います。

土日出勤が少ない

僕の経験によるところも大きいですが、文系職種の人は土日出勤が少ないです。

理系職種の場合、生産現場(工場)と関りが多い部署ほど、休日出勤が多くなります。

土日にしかできない仕事があるためです。

しかし、文系職種の場合は、土日にしかできない仕事は少ないです。

営業にしても、お客さんが土日休みの場合は、出勤しても営業を行うこともできませんし、問い合わせなども来たりはしません。

よって文系職種は土日出勤少なくなります。

専門職種への配属が可能

専門職種のメリットとして、同じ仕事をルーティンワークにすることができる点にあることと、自分で仕事をコントロールしやすい点にあります。

仕事の幅が広いとその分、臨機応変を求められたり覚えることが増えます。

しかし、専門職種の仕事は、特化して行うことが出来るため、一つの分野の仕事をこなしていれば良いということになります。

突発で仕事を振られることもありますが、他に仕事と比較するとその頻度も少ないです。

メーカで激務になりやすい文系職種

メーカでも激務になりやすい職種があるので、激務が嫌だという人には注意が必要になりますので頭の片隅にでも入れておいてください。

生産管理

製品の生産計画を作ったり、社内や製品の物流などを管理する部署です。

生産管理の仕事は、お客さんからの受注数に応じて、製品を日当たり、長期的にどれだけ作るかといった計画を作成する仕事です。

生産計画を立てるだけではなく、社内物流(部品や完成した製品)の運搬経路や効率化を考える仕事もあります。

残業が増える理由として、生産の計画を立てるうえで、多くの部署やお客さんとの調整が必要になるからです。

具体例を挙げて残業が多くなる理由を解説してみます。

具体例:お客さんから来月から1.5倍の量を納入してほしいと注文があった場合

この時、考えなければいけないのは下記です。

前提として、大量生産しているラインです。

  • 社内の在庫
  • 資材、部品などは仕入れることができるか
  • 今の製造ラインで1.5倍の量を作れるかどうか
  • 今の製造ラインの状況で残業、休日出勤をどれだけしてもらう必要があるか
  • 今後も同じ量の需要があるか
  • 需要がある場合、製品はそこにストックしておくか

ざっくり上げてみましたが、生産計画を作成する部署のみで完結する仕事は少ないですよね。

資材や部品を仕入れるのは、仕入先と調整が必要になる。

製造ライン関連は、製造部と調整が必要になる。

今後の製品需要は、営業や経営部なども絡んできそうですよね。

このように、多くの部署と調整して、生産計画を作っていく必要があるため、生産管理は残業が多くなります。

コッジ
コッジ

技術系の生産技術という職種で働いていますが、調整業務は大変です。

それぞれの部署で主張があるため、意見をまとめたり、お願いしたりと苦難が続きます。

調整業務が多い=激務・多忙となるですね。

資材・調達

入社する会社によっては、生産管理の中に含まれているかもしれませんが、資材・調達の仕事は、製品を作るための材料(例:鉄や部品、プラスチック製品などの材料など)を仕入先から調達する仕事です。

生産計画に基づき、資材・部品の調達を行います。

こちらの仕事のポイントは、生産を継続させることです。

コロナショックの時や、リーマンショックの時など、仕入先が倒産してしまって、部品も材料も買うことが出来ないって状況を回避することが最大の使命です。

また、上で具体例を紹介した、生産管理の仕事のように、急に製品の注文が増えて、生産量が増えた場合、仕入先から資材、部品を購入する量も多くなりますよね。

その場合も、仕入先との調整が必要になるため、多忙になります。

メーカのホワイトな文系職種

僕の社会人になってから、見てきた中で、ホワイトだと思う職種を5つ紹介します。

総務

会社の福利厚生や給与計算~従業員の駐車場管理など会社を運営、働く従業員の環境を整える仕事です。

何でも屋と呼ばれることもあるようです。

仕事の幅が広い総務がホワイトな理由には条件があります。

総務がホワイトな条件

組織が細分化され、役割が明確になっている場合

上で書いた、本当に何でも屋として役割を担っている場合は、仕事が多すぎて激務となります。

しかし、役割が細分化=機能別に部署や課が分けられているなら、仕事量が減ります。

上の条件がクリアされている場合は、総務の仕事はホワイトな部署です。

理由は、会社のビジネスに直接影響を及ぼす(お客さんに迷惑をかける)業務が少ない為、ノルマに追われることもなく、自分で仕事量をコントロールすることが出来るからです。

メーカの人事について

メーカの人事についても紹介しておきます。

メーカの人事は生産量に応じて、人の採用・手続きなどが発生し多忙な時期があります。

給与計算等は外注化していたり、その他業務も会社のビジネスに影響を及ぼす(客先に迷惑をかける)といった業務は少ない為、納期も緩やかで業務の調整が行いやすいと思います。

経理

経理の仕事は、日々のお金の流れ(入出金)を記録して、経営者や株主等へ会社の状況を報告する仕事です。

経理は会社にはなくてはならないので、どこの会社でもあります。

経理がホワイトな理由として、決算月以外は、自分で仕事をコントロールすることが出来るので、自分のタイミングで仕事を切り上げることが出来ることです。

コッジ
コッジ

僕が関わったことがある経理の人は、残業はしたとしても1時間くらい。

ほぼ定時で帰宅しています。

その人曰く、調整業務など人に左右される仕事が少ない為、仕事を効率化できれば、毎日定時帰りもできるとのこと。

専門職種全般=自分のスキル次第でホワイトにも激務にもなり得るということです。

情報システム

従業員のパソコンの管理や、社内ネットワークの保守・管理をしている部署です。

社内ネット―ワークとは、基幹システムとも呼ばれる会社を運営していくためには必要不可欠なシステムのことです。

具体的には、お金に関わること(製品の売買実績、各ラインの生産数、固定資産等の管理など)をまとめ上げているシステムです。

他にも、インフラの構築や保守といったこともしています。

情報システムがホワイトな理由には条件があります。

情報システムがホワイトな条件

社内でプログラミングをしていない

社内で使用しているシステムのコードを理解しておく必要はありますが、外注化していないと激務になります。

社内でトラブルがあった場合なども、外注化していれば、現象などを伝えて、直してもらえば良いからです。

情報システム関係の知識を持っている人は、メーカに少ないこともあり、専門性が高い職種として扱われます。メーカで働くならメリットになります。

休日出勤がある

ホワイトになり得る情報システムですが、休日出勤があるので覚えておいた方が良いです。

理由は、サーバのメンテナンスや、使用している機器の更新があった場合は、皆がシステムを使っていない休日に行わなければ、業務に支障が出てしまうからです。

休日出勤はあるのは事実ですが、代休を取ることが出来る、休日出勤の手当てが付く、休日出勤の頻度も高くはないといった点から、激務ではないと言えます。

各部署に配属される事務管理

男性より、女性の方が多い傾向にあります。

会社によっては総合職ではなく、一般職で採用されるところもあります。

事務管理は、配属された部署で働く人達にサポートをする役割りであるため、ノルマなどがない仕事をするため、ホワイトです。

総務のように何でも屋になる一面もありますが、残業なども少なく、部署内からは重宝されるので、激務ではなく、長く働ける環境だと言えます。

まとめ

今回の記事では文系の人向けに、僕自身の経験も踏まえ、メーカをオススメする理由、激務な職種、ホワイトな職種を解説しました。

冒頭でも書きましたが、僕は技術職で働いていますが、文系職種で働きたいと思うことが多いです。

文系の職種は技術系とは違い、自分のスキル次第で、仕事を最短で終わらせることも可能なことが多いです。

就職先選びで悩んでいる方や、転職を検討している方の参考になれば幸いです。

それでは!

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